誰のための戦争か?『ノー・マンズ・ランド』
この記事は、某blogに2006年2月21日に投稿したものです。
「グルバビツァ」は邦題「サラエボの花」で既にDVDが出てます。
観たいのですが、まだ観れてないです・・・
第56回ベルリン国際映画祭が終了し、
金熊賞がボスニア紛争時にセルビア人兵士によるボスニアへの組織的レイプを題材にしたボスニア・ヘルツェコビナ映画の「グルバビツァ」(ヤスミラ・ズバニチ監督)〔公式サイト〕に決まりました。
そこで、また旧ユーゴスラビアがらみの映画をご紹介いたします。
世界で数々の映画賞を受賞した『ノー・マンズ・ランド』(2001/仏・伊・白・英・スロヴェニア)
2002年アカデミー賞 外国語映画賞
2002年ゴールデングローブ賞 外国語映画賞
2001年カンヌ国際映画祭 脚本賞
など、数々の映画賞を受賞。
セルビア人兵士とボスニアの兵士がどちらが戦争責任についてのやりとりが印象的です。
「お前たちが先に戦争を始めた!」と。
また、傍観を決めている国連軍に何とかして欲しいというやるせない気持ちが伝わってきます。
本当に、誰のための戦争かと考えさせられます。
オススメ度:★★★★☆
最後に国連から、
戦争を始めろと両軍に指示がでる。
それが、戦争の本質なのではないだろうか。
[ストーリー]
1993年、ボスニアとセルビアの中間地帯<ノー・マンズ・ランド>に取り残された、ボスニア軍兵士チキとセルビア軍兵士ニノ。お互い殺すか、殺されるかの緊迫した状況の中、交わされる二人の会話。戦争に巻き込まれ互いを憎みあいながらも、一体何故争っているのか分からずにいる二人の間に幾たびか心を通わせる瞬間が訪れるのだが...。彼らの一触即発の駆け引きを、ユーモラスかつスピーディーに描きながらも、戦争の愚かさが浮き彫りにされ、観る者の胸に突き刺さる傑作である。



